当社のワイン造り

当社のワイン造り

おかげさまで創業して二十数年が経過しましたが、地元のお客様方々に支持されまして今日まで至っております。

当社は、山梨県甲府市の東に位置している一宮町に在り、葡萄と桃の産地です。中学校の社会科で勉強した扇状地で有名な地域です。
この地域は肥沃な土地と水はけの良い土壌、が特徴で古くから果樹の生産が盛んに行われており、葡萄栽培に適した土壌と甲州種葡萄800年と言われている長い歴史の中で、古くからワイン産業が発達し、日本におけるワインの代表する産地です。

原料葡萄に関しては、自社の農園から収穫した葡萄を用い、発酵には純粋培養された乾燥酵母を使用しています。貯酒管理においては、タンク一本一本に細心の注意を払い、地下貯蔵庫に数年熟成させた地酒もご用意しております。

設備面では衛生管理を徹底するために設備を一新し、機器のサニタリーを重要視して行っております。
製品造りでは、最低限の薬品の使用に止め、自然のままの葡萄の特徴が出る様に、私の長年の経験を生かしながら作業を進めています。
原料葡萄の品質は毎年異なりますが、その年の葡萄の味を最大限引き出せるよう醸造を行っています。

当社の概要と販売実績

当社は、昭和49年設立の家内工業的なワイン醸造、販売会社です。

会社といいますと聞こえはいいですが、従業員は私と妻の二人で資本金1,000万のワインだけを醸造し、消費者に直接販売している小さな会社です。
平成25年度の実績は、お客様に販売した数量で約29,800㍑、1.8㍑ビンに換算すると約16,600本になります。

また販売経路はこれらの80%以上、私共から直接消費者の皆様に配送させていただいており、残り数%は小売屋さんに出荷しています。色別では当社製品の約61%は白ワインで、約38%が赤ワイン、約1%がロゼワインです。
原料的には甲州種、マスカット・ベリーA、甲斐ノワール、サンセミヨン、シャルドネ、メルローなどの品種を栽培しており全原料中の40%以上を自社農園収穫原料を使用しています。

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ワイン造りの行程

収穫や仕込み、また洗瓶、瓶詰めにいたるまで、全ての作業が家族総出で行います。

搾りかすの葡萄の皮や茎は、捨てずに当社農園の桃畑に肥料として運びます。
運ばれた葡萄の皮や茎はやがて土に還り、美味しい桃の実をつける手助けをします。
ご存知の方もいると思いますが、ここ一宮町は桃の産地としても名高く、日本一を宣言するほどです。

地下の貯蔵庫には創業当時のワインも大切に保管されています。その年毎の思い出も一緒に保管され、泣き笑いの日々を汚れた瓶の曲面に映し出してくれる場所でもあります。

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